前回は人造大理石ワークトップのメリット・デメリットについてまとめました↓↓
【キッチン】人造大理石製ワークトップのメリット・デメリットは?
今回は人造大理石の材質について。人造大理石製ワークトップは材質によっても性能が変わってきます。
また、キッチンのワークトップに使われている人造大理石は表面の数ミリだけです。使われている人造大理石の厚みによってワークトップの見え方が変わってきます。それも説明していきます。
※ここでも人造大理石と人工大理石はあえて区別しません。メーカーの表記に従います
アクリル系とポリエステル系人造大理石の違い
人造大理石ワークトップはアクリル系とポリエステル系に分かれます。
アクリル系人造大理石 | ポリエステル系人造大理石 | |
価格 | 高価 | 安価 |
細かい傷の | 研磨により傷を補修可能 | 研磨による補修も可能だが、表面の艶なや見た目が変わる場合がある。完全な補修は困難 |
耐熱性 | 鍋敷き使用は必須だが、うっかり熱い鍋を置いた程度では変色・変形は起きないことが多い | 鍋敷き使用は必須。アクリル系に比べると熱に弱い |
耐候性 耐光性 | 経年劣化がある。ポリエステル系に比べると変色は少ない | 経年劣化がある。白色・黄色に変色する場合がある |
耐汚染性 | 汚れが染みこみにくい | アクリル系に比べると汚れが染みこみやすい |
意匠性 | 透明感がある | 透明感はアクリル系に劣る。シンプルなデザインが多い |
安価なのはポリエステル系。
その他の耐熱性・清掃性はアクリル系人造大理石が性能が良いと言えます。
意匠も高価なアクリル樹脂を含むアクリル系人造大理石の方が透明感がありキレイです。
この表だけを見ると、ポリエステル系人造大理石が粗悪なんじゃないかと思ってしまいそうですが、そうではありません。
一般家庭で使うのであれば、ポリエステル系人造大理石でも十分な性能を確保しています。
それに、耐熱性に関してはどちらにせよ鍋敷き使用は必須なので、使い勝手はあまり変わらないんじゃないかと思います。
メーカーによって若干の差はあるので実物はショールームでしっかり比べてみてみましょう。
人造大理石の厚みによる違い
人造大理石のワークトップは、その厚み全てが人造大理石でできているわけではありません。
人造大理石は厚み6㎜〜12㎜程度で、残りの厚みは強化のための部材や合板が入っています。
人造大理石の厚さは「柄の深み」に関係してくる
人造大理石の柄は人造大理石の厚みがあるほど、大きな石目柄や顔料の添加が可能となり、意匠性が高まります。
キッチンのメーカー品はほとんどが厚み10㎜以下です。
以前トクラスのショールームで、トクラスの人造大理石は12㎜だと説明を受けた気がする…※古い情報だったらすみません
業界で一番最初に人造大理石ワークトップを発売したトクラスは、こだわりをもって人造大理石を作っていることで有名です。
人造大理石がは厚い方がいい、というわけではない※個人的意見
人造大理石は厚い方が傷の補修をしたとき表面が削れなくて安心!!と言われることがあります。
確かにそうなんですが、個人的には人造大理石が削れてなくなってしまうほど補修で研磨することはないので厚みがあるからイイ!とは思っていません。
あくまで柄などの意匠性の関係の方が重要だと思います。
一般的な人造大理石とコーリアン®の違い
コーリアンはアクリル系の人工大理石で有名なデュポン社の商品。
厚みは12㎜(※古い情報だったらすみません)で大柄の石目やブラウン・ブラック色など様々なデザインの用意があります。
企業の受付カウンターやトイレの手洗いカウンターにも使われる信頼あるブランドです。
コーリアンは意匠性が非常に高い他、高価なアクリル樹脂をより多く含んでいるため、耐熱性・耐汚染性に優れています。
表面を研磨済のため、傷の補修などで部分的に研磨をしても表面の艶がムラになりにくく見た目もキレイ。
また、L型キッチンにする場合はコーリアンがおすすめ!!
シンク側とコンロ側のカウンターのつなぎ目は他の人造大理石だと結構目立つことがあるのですが、コーリアンは現場で研磨すればほとんど目立たずにキレイに仕上がります。
人工大理石にこだわりがある方はコーリアンを採用されることが多い印象です。
まとめ
人造大理石の着色や耐熱が気になるなら材質も気にしてみましょう。
厚みに関してはデザインの好みがありますから、厚ければいいというわけではありません。
実際にショールームなどで自分の目で見て確かめてみてくださいね。
https://showroomindex.com/kitchen-reform-pr/
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