今回は窓ガラスの種類・性能についてのお話です。


らんらん

らんらん




ガラスの種類って透明かくもりガラスぐらいじゃないの…?



と思っていた私ですが、住宅系の仕事をしてから窓ガラスがどれだけ重要か気付かされました。ガラスには空気層で断熱する複層ガラス、金属膜で断熱するLow-Eガラスなどがあります。断熱の方法がガラスによっても違うんです。

では違いを見ていきます。

① ガラスの種類一覧とガラスで家の断熱性能が変わる理由


とあるメーカーのガラスの種類一覧がこちら



出典:https://matome.naver.jp/odai/2142840800868420801

窓ガラスの断熱は家全体の断熱性能に関わります。そもそも、冬の寒さの原因の58%が窓などの開口部が原因と言われています。冬場、窓まわりが寒いのは熱が流出している証拠!この熱の流出を抑えることで家全体の断熱性能を向上させることができます。

では、ガラスの種類を見ていきましょう!

単板ガラスと複層ガラス


まずは単板ガラスです。単板ガラスとはサッシにガラスが1枚挟んであるタイプ。
従来一般的に使用されてきたのがこの1枚ガラスタイプ。窓ガラスには3㎜厚、掃き出し窓には5㎜厚がよく使用されてきました。

しかし、時代は変わり、昨今の新築住宅には複層ガラスを用いることが多くなってきました。
理由は、断熱性能向上・結露の防止です。


複層ガラスはガラスが二枚挟まっている「ペアガラス」を使用することが多いです。ペアガラスはガラスの間に空気層が確保できるため、ガラス面の断熱性能の向上、結露防止に効果的です。

冬に窓まわりがひんやりしたり、結露でお掃除が大変!なんて事ありませんか?

複層ガラスにするとガラス面がひんやりしづらくなり暖房効率もとてもイイ◎!!
結露も少なくなるので毎日のお掃除が楽になります。

トリプルガラスにするとさらに断熱性能UP!


また、複層ガラスはペアガラスの他にも、
トリプルガラス(ガラス3枚)のタイプや、最新のサッシだとガラス5枚のタイプも出てきています。


奥様

奥様




うーーん、ペアガラスでも十分だと思っていたけどトリプル…ましてやガラス5枚…



ガラス5枚はやりすぎな感じもしますが、家全体の断熱性能を高めたいならトリプルガラスも検討するといいですね。

③Low-Eガラス


Low-Eガラスは金属膜がガラス表面にコーティングされていることにより、断熱性能の向上や紫外線を防ぐ効果があるガラスです。

一般的なガラスより金額はかかりますが、断熱効果は期待できます。

仕事で一般複層ガラスとLow-Eガラスの熱の伝わり方を体感したことがあるのですが、


らんらん

らんらん




白熱灯を太陽に見立てて、一般複層ガラス・Low-Eガラスを並べて設置すると、一般複層ガラスはガラス表面がほんのり温かいのに対し、Low-Eガラスはほとんど熱を感じませんでした。



これを夏の日差しと想定すると大きな違いですよね。

また、紫外線をカットできるのもLow-Eガラスの特徴。
お肌に優しいのはもちろん、紫外線による家具や窓枠の焼けも軽減できます。


Low-Eガラス①遮熱高断熱タイプ(日射を遮って室内の温度を上げないようにするタイプ)


遮熱高断熱タイプは、主に夏場に室内が暑くなりやすい西側の窓に使われます。
夏は西日が強く、西側の部屋は暑くなりやすいので遮熱タイプを使うことで室内の温度の上昇を抑え、冷房効率も高まります。

遮熱タイプとは言っても、冬に部屋が寒くなってしまうということではありません。断熱性能も兼ねているので、冬場は部屋の暖房の熱を外に逃がしにくい性能があり、西側だけではなく、北側・東側の窓にも用途によって使用できるガラスです。

Low-Eガラス②高断熱タイプ(日射を取得して室内に熱を取り入れるタイプ)


高断熱タイプは主に、南側の窓に使われます。
冬は太陽の高度が低いので、南側の窓に日差しが入って来づらく、寒くなりがちです。
そのため、日射を適度に取り入れることができる高断熱タイプを設置するのがおすすめです。

Low-Eガラスは方角によって使い分けた方がいい!


Loe-Eガラスは付ける方角によって熱の入り方が違ってくるので、適切な方角に設置するように計画しましょう。
断熱性能が上がることで冷暖房効率も上がりますし、紫外線もカットしてくれるのでお肌にも優しいのがこのガラスの特徴です。

首都圏内の住宅であれば複層ガラス+Low-Eガラスの組み合わせが多いです。
より断熱性能を追求したいならトリプルガラス以上を選ぶのも手ですが、大手の住宅メーカーはペアガラスやペアガラス+Low-Eガラスが標準仕様のところがほとんどです。


④複層ガラスの空気層(クリプトンガス・アルゴンガス)


さて、最後になりましたが、ガス入り複層ガラスの説明です。

複層ガラスには空気の層があります。その空気層もただの空気にするか、特殊ガスを充填したタイプにするのかで断熱性能が変わります。
クリプトンガス:空気に比べ、熱の伝わりを約60%抑えるガス
アルゴンガス:空気に比べ、熱の伝わりを約30%抑えるガス

アルゴンガス・クリプトンガスともに断熱性は空気より高いのですが、クリプトンガスが一番断熱性能が高いガスとなっています。

また、ガス以外にも真空ガラスを出しているメーカーもあります。サッシによっては取り付けできない場合もありますが、より断熱性能を高めたいならそちらも検討ください。

まとめ


いかがでしたでしょうか。ガラスだけでもこれだけ種類があるなんて驚きですよね。ガラスだけでも断熱性能は大きく変わってきます。
ガラス選びの参考にしていただければ幸いです。