今回は室内引戸のお話。





室内引戸にも様々な種類があります。







らんらん

らんらん



この業界に入るまで、引き違い戸・片引き戸の違いをよく分かっていませんでした。引戸の違いが分かると新築の図面をみても使い勝手が理解しやすくなりますよ。







平面図に引戸が含まれている場合は、引戸種類をチェックしてみましょう。





壁の有無で家具の置き方が変わってくる他、開口サイズが変わることで部屋のイメージも変わってきますよ!





片引き戸


 





※左右逆のタイプもある




片引戸は、扉を片側からのみスライドすることができる引戸のこと。






ドアと違って開閉の際に前後のスペースがいらないので人や物にぶつからずに出入りできるのが特徴です。
リビングはもちろん、寝室・洗面など、どこでも用いられます。





幅は1200㎜〜1800㎜前後(一間程度のスペースに納まるサイズ)のサイズ展開になっています。





・レール方式とノンレール方式がある
・子どもや高齢者と同居している家庭におすすめ
・扉の前後に人がいてもぶつからない
・扉の開閉の際に一歩下がらなくてOK、車いすでも使用しやすい






らんらん

らんらん



高齢者が同居するご家庭にはノンレール引き戸がおすすめです!







片引き戸2枚建て





※左右逆のタイプもある。イラスト右側の白い部分は引き込みスペース(壁)




基本的な開閉の仕方は片引き戸と同じ。片側のみスライドが可能です。





片引き戸2枚建ては扉が2枚+扉の引き込みスペース(壁)で成り立っています。





隣の部屋との間仕切りとして使われることが多く、扉を片側に寄せれば大きな開口となるので、全開することで部屋の区切りをなくして開放的に使える引き戸です。





幅は2400㎜前後(幅1間半のスペースに納まる)サイズが一般的。





片引き戸3枚建て





※左右逆のタイプもある。イラスト右側の白い部分は引き込みスペース(壁)




基本的な開閉の仕方は片引き戸と同じ。片側のみスライドが可能です。





片引き戸2枚建ては扉が3枚+扉の引き込みスペース(壁)で成り立っています。





こちらも隣の部屋との間仕切りとして使われることが多く、扉を片側に寄せれば大きな開口となるので、全開することで部屋の区切りをなくして開放的に使える引き戸です。





幅は3200㎜前後(幅2間のスペースに納まる)サイズが一般的。





片引き戸のデメリット


・扉を引き込むスペースが必要なため、間取りによっては設置できないこともある
・レールがあるタイプはレールのお掃除が大変
・ノンレールは風などのバタつきが気になる
・荷物を持っているときには引き戸の開閉がしにくい
・戸先側、戸尻側の指はさみに注意
 (時に2枚建て、3枚建てなど扉が複数枚あるときは注意)

 




引き違い戸









引き違い戸は左右両側がスライドして開閉が可能です。部屋の間仕切りとして使うほか、クローゼットの扉として使うことも。





片引き戸と違って扉の引き込みスペース(壁)が必要ありません。





幅は1600㎜〜1800㎜(幅一間のスペースに納まる)程度の展開となります。





・両側が開閉できる。クローゼット扉にもおすすめ
・扉の引き込みスペースが必要ない




引き違い戸3枚建て









引き違い戸3枚建ての場合も左右どちらからでもスライドが可能です。





間仕切りやクローゼット扉として使用します。





幅は2400㎜(幅一間半のスペースに納まる)程度の展開となります。





引き違い戸4枚建て









引き違い戸4枚建ては開閉方法が少し変わります。





中心2枚は引き分け戸のように左右に開きます。





両端の2枚も、もちろん開閉可能です。





幅は3200㎜(幅二間のスペースに納まる)程度の展開となります。





引き分け戸





※中央の2枚のみ開閉。両端の白い部分は壁




引き分け戸は両側が壁で中心2枚の扉が壁側に引き込める引戸のこと。





壁が多い仕様のため、引き込み部分の裏側には家具も置けるようになっています。





幅は3200㎜(幅二間のスペースに納まる)程度の展開となります。





デメリット



・扉を左右どちらか一方に寄せることができるが、全開口にはできない





可動間仕切り





出典:YKK AP株式会社 間仕切りスクリーンパーティション




部屋と部屋を繋ぐ仕切りとして使われる間仕切引戸。
半透明タイプの他に扉材タイプもあり、きっちり目隠しもできます。





リビングダイニングとつながる部屋や和室に設置する事が多く、
全開することで、リビングダイニングとつながり、開放的に使えます。





デメリット


・扉で仕切られているため、プライベート空間にはならない、居室(寝室など)にはには不向き。





まとめ





引戸の種類についての説明でした。





引戸といっても選ぶ種類によって開口や使い勝手(家具の置き場所)が変わってきます。





平面図に引戸が含まれている場合は、引戸種類をチェックして使いがってをイメージすることが大切です。





また、引戸には、上下に戸車がついているレールタイプの他に、下にレールが付かない上吊りタイプのノンレール引き戸もあります。





レールの有無もチェックしてみてくださいね。






室内建具選びの参考にしていただければ幸いです。