キッチンの上に付ける「吊戸棚」と呼ばれるキャビネット









キッチンメーカーのカタログを見ていると選べる高さや仕様が書かれていますがイマイチ分かりづらいですよね。





実は吊戸棚には選び方のコツがあります。コツを押さえればカタログが読み解けるようになると思うのでぜひ最後までお読みくださいませ。













吊戸棚で一番多い高さは70cm





吊戸棚には主に50㎝・60cm・70cm・90cmの用意があります。





※吊戸棚の上端を同じ高さで設置した場合のイメージ※手描きなので縮尺は適当




一般的な天井高240cmの家の場合は70cmの吊戸棚を付けることが多いです。





平均的な女性の身長を約160cmとすると70cmが一番圧迫感がなく、物の出し入れもしやすい高さといえます。





吊戸棚のレイアウトで気を付けたい事





吊戸棚の高さ選び:下端がどのくらいの高さになるか確認する









吊戸棚下端とは、吊戸棚の下面のことです。この下端がどのくらいの位置に来るのかは吊戸棚を設置する上で重要なポイントです。





吊戸棚は以下の条件によって設置位置が変わります。





①天井高によって吊戸棚の必要な高さは変わる





例えば天井高240cmの家の場合で吊戸棚を設置してみましょう。





例)天井高240cmの家に高さ70cmの吊戸棚を設置する場合…









天井高240cm-高さ70cm=170cm。つまり吊戸棚の下端は170cmとなります。
身長160cm前後の女性なら、ぶつからない高さですね。









では、マンションリフォームなどで多い天井高220cmの家に吊戸棚を付けるとどうなるでしょうか。





例)天井高220cmの家に高さ70cmの吊戸棚を設置する場合…









高さ70cmの吊戸棚下端=150cmです。身長160cm前後の女性なら頭をぶつけるかもしれません。





収納力重視なら少し低い位置でもOKなのですが、圧迫感があるのが嫌、頭がぶつかるのが心配…という方は天井高に合わせて必要な吊戸棚の高さを選ぶといいでしょう。







らんらん

らんらん



当たり前のことかもしれませんが、特にリフォームにおいては考えておきたいポイントです。


「こんなに高い位置に付くとは思っていなかった」「低くて邪魔に感じる」など、設置してから後悔がないように吊戸棚の必要な高さと下端位置は確認することをオススメします







②幕板や梁の有無でも吊戸棚の必要な高さや設置位置が変わる


吊戸棚は天井ぎりぎりに設置する場合もありますが、吊戸棚と天井の間に数㎝の隙間を設けて幕板と呼ばれるキッチン扉と同色の幕板(パネル)をいれる場合があります。その場合は天井から吊戸棚まで隙間が出来るので、その隙間分は吊戸棚の位置は下がります。


また、リフォームの場合は梁のサイズによって吊戸棚の設置方法が変わる場合があります。梁のサイズは確認が必要です。





吊戸棚の不燃材仕様を理解する





キッチンは火を使う場所なので、消防法で調理器具付近のレイアウトには規制があります。





詳細はレンジフードの記事でも紹介しています↓↓






https://showroomindex.com/kitchen-rangehood-height/






内装制限などいろいろあるのですが、ここはキッチン本体の話なので置いておきます。今回は吊戸棚の話だけです。





キッチンの設置には調理機器上部の上方離隔距離、コンロと横壁の側方離隔距離の十分な確保が必要です。その条件を満たした上で吊戸棚は一部不燃材(燃えにくい材質)を使ってレイアウトをします。





※とはいうものの、私の説明がへたくそすぎて、消防法の話はここで断念…以下あっさり解説





描いてる途中で挫折した説明イラスト…




早い話が、コンロ横に壁あり、コンロ幅60cmの一般的なシステムキッチンのレイアウトで、





レンジフード幅90cmなら吊戸棚は側面不燃仕様を選択しなくてはなりません。







らんらん

らんらん



吊戸棚のレンジフード側のみが不燃材が貼られているのが側面不燃仕様です。メーカーのカタログに(側面)不燃材仕様と記載があればレンジフード横に設置が可能です。


逆に不燃の記載がなければレンジフード横に設置不可。シンク上にのみ設置ができるキャビネットというわけです







※消防法は各地域により扱いが異なりますので、設置の際には所轄の消防署にご確認ください。
※記載内容はあくまで一例です。設置の際は消防法・条例を必ずご確認ください。




吊戸棚はこんなレイアウトもできる





吊戸棚の一部分だけ高さや仕様を変える事も可能









不燃仕様の説明で、「不燃仕様じゃなきゃレンジフード横に設置できないよ!」と書きましたが、あくまでレンジフード真横の場合です。レンジフードから離せば不燃仕様でなくてもOK





また、イラストのようにシンク上だけ高さ90cmの水切り棚を設置したい!という場合も設置可能。ちょっと凸凹にはなりますが、問題ありません。





キャビネットの配置は色々できるのでメーカーの人に相談してみるといいですよ。





レンジフードは結構高さが選べる





これはレンジフードの機種にもよりますが、レンジフードの高さは吊戸棚に合わせて選べます。





消防法があるので、コンロの上方からレンジフードまでの距離は決まっていますが、その距離さえ守っていればある程度は吊戸棚に合わせることができますよ。





まとめ





吊戸棚を設置する際のポイントは吊戸棚の高さ・下端の位置と不燃仕様が分かっていれば大体クリアできます。





吊戸棚の幅に関してはだいたいレイアウト上決まっています。





例えば幅255cm・のキッチンであれば、幅90cmレンジフード+幅75cm吊戸棚+幅90cm吊戸棚のレイアウトとなります(レンジフード側面は不燃材仕様にする)





もちろん違った幅の吊戸棚を設置してもOKです。









吊戸棚設置の参考にしていただければ幸いです。






https://showroomindex.com/kitchen-reform-pr/


https://showroomindex.com/kitchen-workingtable-size/






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