キッチンを選ぶ際、見落としがちなのが、レンジフードの設置位置。よくエンドユーザー(特にご主人)から言われていたのが…

換気扇って、こんなに低い位置に付くんですか?料理中に頭がぶつかるんですけど、もっと高くできないんですか?

実はレンジフードの設置高さはある程度決まってます。
高すぎても低すぎてもいけません。
その理由をご説明します。




レンジフードの位置、低くない?!



これは背の高い奥様から言われることもがありました。
キッチンを横から見た図で解説するとこんな感じ↓↓

レンジフード


背の高めの奥様だったら頭がレンジフードにぶつかるかもしれません。
毎日使うキッチンなので、使う際のストレスはできるだけ減らしたいですよね。

なんでこんな微妙な位置に設置されているんでしょうか。

何を基準に配置されているのかを説明します。

【注意
この記事はあくまでレンジフードの設置位置についての記事の為、建築基準法に基づく「火を使用する調理室などの内装制限」は考慮せず、消防法の「ガス調理機器とグリスフィルターとの離隔距離」を基本としています。IH調理機器に関してはキッチンメーカーの資料に基づいて記載します。各地域により扱いが異なりますので、設置の際には所轄の消防署にご確認ください。



レンジフードの標準的な設置位置は?



加熱機器からレンジフードまでの距離は80cm〜85㎝が一般的です。

ワークトップ高さ85cmのキッチンなら、
加熱機器から80cm離した165cmがレンジフードの下端となることが多いです。

レンジフードは高い位置につけても法律上は問題なし。



なので、レンジフードの設置位置の変更はできます!!



…が、高すぎると吸引力が足りないんです!!

レンジフードが高すぎると料理中の油煙が吸いきれなかったり、
調理中の煙や臭いがリビング側に行きやすくなります。


吸引力を取るか、頭がぶつからないのを優先するか…
難しい問題ですね。


調理中は鍋をのぞき込むような姿勢になることは少ないので、
慣れれば頭がぶつからないようになるんですが、吸引力を考えると標準設置位置がおすすめです。

それに、レンジフードが高い位置にあると手が届きにくくて掃除が大変!!
掃除やファンの取り外しが大変だったりします。

レンジフードの整流板やフィルター、シロッコファン、シロッコファン付近の拭き掃除を考えるとレンジフードは手が届きやすい位置にあった方が掃除が楽です。


レンジフードが低いのを機にされる方も
使い勝手が悪くなるので仕方なく一般的な設置高さで使っている人が多いです。




ついでに知っておきたい、レンジフードの最低設置ライン



上方離隔距離


キッチンのビルトイン加熱機器からレンジフードまでの高さは上方離隔距離と呼ばれ、
距離は法律上最低ラインが決まっています。


ガスは60cm離れていればOK、IHは機種によりますが60cmもしくは80cm以上離れていればOK。
(かなりアバウトな解説なので詳細はメーカーに要確認

例えば、高さ85cmのキッチンにガスコンロを設置する場合、
ワークトップ高さ85cm+60cm=145cm
床からレンジフードの下端まで145cmが最も低いレンジフードの設置位置となります。
でも普通は加熱機器からレンジフードの下端まで80cmくらいあけます。

レンジフードの高さには最低設置ラインがあるんです。


まとめ





レンジフードの設置位置についてまとめました。

ちょっとはっきりしない感じで終わってしまいましたが、展示場やショールームのレンジフードの「ちょっと低いんじゃない?」と思ってしまう高さにはこういう理由があるんです。



キッチンメーカーによっては加熱機器の前に衝立のようにして設置できるレンジフードもあるので一概に今回の記事が当てはまるでもないんですが、一般的なレンジフードはこのように高さが決まっています。



参考にしていただければ幸いです。